AWSを利用するメリット、デメリット
AWSのメリット
運用コストを最適化しやすい
AWSは、必要なサービスやリソースを選択して利用できるため、運用コストを最適化しやすいです。例えば、EC2ではインスタンスタイプや購入オプションを自由に選べますし、S3ではストレージクラスやライフサイクルポリシーを設定できます。これらの機能を利用すれば、パフォーマンスや可用性とコストのバランスを調整できます。
堅牢なセキュリティ
AWSは、世界中のデータセンターで高いセキュリティレベルを維持しています。物理的なアクセス制御や監視システムはもちろん、ネットワークやサーバーのセキュリティも厳格に管理されています。また、AWSでは多数のセキュリティサービスやツールが提供されており、ユーザーは自分の環境に合わせてセキュリティ対策を強化できます。例えば、IAMではアクセス権限を細かく設定できますし、KMSでは暗号化キーを管理できます。さらに、AWSは多くの国際的なセキュリティ規格や法令に準拠しており、信頼性が高いです。
BCP対策になる
AWSは、地理的に分散された複数のリージョンとアベイラビリティーゾーンでサービスを提供しています。これにより、災害や障害が発生しても、別の場所にバックアップや冗長化を行うことができます。また、AWSでは自動的にデータのバックアップや復元が行われるサービスもありますし、災害復旧のためのソリューションも提供されています。これらの機能を利用すれば、BCP対策に効果的です。
拡張性が高い
AWSは、需要の変動に応じて柔軟にスケールアップやスケールダウンができるため、拡張性が高いです。例えば、EC2ではオートスケーリンググループやロードバランサーを利用できますし、S3では無制限にストレージ容量を増やせます。また、AWSではサーバーレスアーキテクチャを実現できるサービスもありますし、マイクロサービスやコンテナ化も容易に行えます。これらの機能を利用すれば、柔軟かつ効率的なシステム構築が可能です。
ユーザー側のアップデート対応が不要
AWSは、常に最新の技術や機能を提供しており、ユーザー側でアップデート対応する必要がありません。例えば、EC2では最新のOSイメージが用意されていますし、RDSでは自動的にDBエンジンのパッチ適用が行われます。また、AWSでは新しいサービスや機能が頻繁に追加されており、ユーザーはそれらをすぐに利用できます。これにより、ユーザーはアップデートの手間やコストを省くことができます。
保守リソース不足の解消
AWSは、インフラやハードウェアの保守管理をAWS側で行ってくれるため、ユーザーは保守リソース不足の問題を解消できます。例えば、EC2ではサーバーの故障や交換がAWS側で行われますし、RDSではDBのバックアップや監視がAWS側で行われます。また、AWSではマネージドサービスやフルマネージドサービスも多数提供されており、ユーザーはインフラやアプリケーションの運用管理にかかる負担を軽減できます。これにより、ユーザーは保守リソースを他の重要な業務に割り当てることができます。
AWSのデメリット
利用料金が月によって変動する
AWSは、利用したサービスやリソースの量に応じて料金が発生するため、利用料金が月によって変動します。例えば、EC2ではインスタンスの起動時間やディスク使用量に応じて料金が発生しますし、S3ではストレージ使用量やデータ転送量に応じて料金が発生します。また、AWSでは多くのサービスや機能が有料で提供されており、それらを利用すると追加料金が発生します。これにより、利用料金の予測や管理が難しくなる場合があります。
メンテナンス時の対応を決めておく必要がある
AWSは、サービスやリソースのメンテナンス時にダウンタイムやパフォーマンス低下が発生する場合があります。例えば、EC2ではインスタンスの再起動や移動が行われる場合がありますし、RDSではDBエンジンのバージョンアップが行われる場合があります。また、AWSでは稀に障害や故障が発生する場合もあります。これらの場合に備えて、メンテナンス時の対応を決めておく必要があります。例えば、メンテナンスウィンドウを設定したり、冗長化やフェイルオーバーを行ったりする必要があります。
カスタマイズの自由度が低い
AWSは、サービスやリソースの設定や機能に制限がある場合があります。例えば、EC2ではインスタンスタイプや購入オプションに制限がありますし、RDSではDBエンジンやパラメータグループに制限があります。また、AWSではマネージドサービスやフルマネージドサービスを利用すると、ユーザー側で設定や操作できる範囲が限られます。これにより、カスタマイズの自由度が低くなる場合があります。
まとめ
AWSは、クラウドコンピューティングサービスの中でも最も人気が高く、多くのメリットがあります。しかし、デメリットも存在します。AWSを利用する際には、自分の目的やニーズに合わせて、メリットとデメリットを比較検討することが重要です。
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■事業免許
総務省 届出電気通信事業者 A-10-3067号
東京都公安委員会 事務機器商営業許可 第306660205689号
東京都 産業廃棄物収集運搬許可 第13-00-119879号
神奈川県 許可番号 01400119879号
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